2013年11月2日土曜日

ニセコ支店業務日記



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こんばんわ。ニセコ支店の湯口です。

いきなり「ホッケを解凍している図」です。

みなさん冷凍食品を解凍するとき、どうしていますか?
電子レンジ・・・うーん。

薪ストーブを焚くこれからの季節。
ゆっくりできる休日には、遠赤外線の熱で解凍してみましょう。
かなりの早さで解凍することに驚かれるでしょう。

そして夕食もすべて薪ストーブで決め込んでみましょう。
ある日の我が家の夕食支度の図です。
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左:ナメコ汁  中央:ホッケの開き  右:野菜炒め

バーモントのストーブで魚を焼くときは
もちろん火加減にもよりますが、この位置がベストではないかと思っています。

その心は「焼く」のではなく「炙る」

焚き火で魚を串に刺して焼いたことがある人は、
このニュアンス分かってくれるかも知れませんね。




薪ストーブ料理の美味しさは誰もが知るところですが、
それに加えて「簡単で美味しい」という要素が、大変重要だと思います。
要するに「のっけておくだけ」

ラクで美味しいんだからやめられない。
なぜ現代人は電気で料理するようになっちゃったんでしょうね?




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さてニセコ支店は先週、神恵内村にいきました。
写真は、新規で取り付けさせて頂いたエンライト。
取り扱い説明と・・そして軽く撮影させていただきました。

しかし
ダッチウエストさんの薪ストーブってコンテンポラリー的というか、
現代の家での存在感に、その・・なんというか違和感がない。

うちのストーブは、その・・なんというか泥くさい。
よく言えば、カントリーチック(笑)

札幌圏におけるエンライトの人気ってなかなか凄いそうです、
たしかにおしゃれな家には似合いそう。
実際、いいストーブですしね。


さて神恵内村って
積丹半島の先っぽのほうにある村なんですが、
岩内からの海岸線ルートがとってもキレイなんです。

業務が終わった後、
車を停めて一眼レフを片手に、
雲と光と水平線の配置にしばし心を奪われておりました。



こういう水平線と遠雲を、
よくアラスカで眺めていたことを
ふとおもいだしたのでした。



そうです、アラスカといえば
私のアラスカ写真で「あるもの」を製作しておりますので
楽しみにしていて下さいね。
そのうち発表します。



ニセコ支店
湯口 公
nisekostove@gmail.com


※2013.11.3の本社ブログ記事より転載

2013年10月28日月曜日

秋のストーブ屋に激励のエールを!



こんばんわ。
北海道リンクアップ・ニセコ支店の湯口です。

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いきなりビールとストーブの写真ですみません。

この時期は薪ストーブを楽しく焚ける時期でもあり、
また部屋が暑すぎて(焚きすぎで)
ビールが美味しくなる時期でもありますよね。


北海道民は寒くなると部屋でTシャツでビールを飲みたくなるもの。

部屋でダウンジャケットを着て「寒くないさ」と強がるあなた、

すぐに薪ストーブを導入し、その羽毛服を脱いでTシャツとなり
ビールを冷蔵庫から取り出しなさい。

そして真の北海道民になるのです。

      ※


薪ストーブ導入といえば・・・

冬をまじかに控えたこの季節、
薪ストーブ業界はとんでもなく忙しいシーズンです。
本店札幌の三人は、それこそ年内の休みなしで
皆さんのストーブを新規取り付けに行っています。

札幌でリンクアップのスタッフ(唐牛、高橋、加藤)に出会うことがあれば
激励のエールを送ってあげてください。
涙を流して喜びます。


さらに日和グループ戦士!である

函館の大石氏、旭川のゴルゴ川原氏、帯広のワイルド井上氏、
知床の丹羽氏、釧路の松下氏・・・

たちにも激励のエールを!

みんな必死に戦っているに違いない。


ニセコも・・たぶん・・まあまあ忙しくしてます。

けど心は、触媒燃焼モードでゆったりあったかです。






北海道リンクアップ・ニセコ支店
湯口 公
nisekostove@gmail.com
※本社ブログより転載

2013年10月25日金曜日

ニセコのピザ屋さん



ニセコ支店が始まってから数週間。
やはり自由な雰囲気の風土だからでしょうか・・・
お尋ねする先々で

「薪ストーブ屋、歓迎!」を受ける日々です。
そのなかで許可を頂いたお客様をご紹介します。


まずは「NISEKO PIZZA」のシーザーさん、ケイコさんご夫婦。
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本場イタリアから取り寄せた本格ピザ釜関係のお仕事で
仲良くさせていただきました。
とーってもフレンドリーなご夫婦です。


そして、
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用意されているワインの数とディスプレイのスタイリッシュさといったら!


ワインについて説明してくれるシーザーさん、、真剣です。
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店内のディスプレイ、、とくにグラス類の配置の美しさに目を奪われて
薪ストーブ屋であることを忘れ、しばし写真家に。
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失礼・・でもそれほど店内はオシャレでした。


シーザーさんは、ルーマニア出身
ニセコでは最初、バスの移動ピザ屋からはじめて
いまでは大きなお店を構えるに至りました。

ニセコの薪ストーブ屋
「いままでいろいろと苦労されたでしょう?」

シーザーさん
「いまも毎日、いろいろ苦労の連続だよ」


私もアラスカに行ったときの苦労を思い出したりしつつ、
いわゆる外国に来て
「何かを成し遂げる」こと自体の難しさはよーく知っているつもりなんですが、

でも、
シーザーさんの苦労の言葉には
明るい希望なんかも感じたりするのでした。






北海道リンクアップ・ニセコ支店


本社ブログより転載
湯口 公
nisekostove@gmail.com





2013年10月22日火曜日

あたたかさを伝える言葉

こんばんわ、ニセコ支店の湯口です。

ニセコ支店開設から数週間ですが、はやくもお問い合わせを結構頂いております。

それで・・考えることがひとつ。


将来、薪焚き仲間となるであろうお客様とのやり取りの中で
いまだ試行錯誤なのが、

薪ストーブの「あたたかさ」をどのように説明するのか

です。

本格的に薪ストーブを焚いたことのない人に
あの薪ストーブのあたたかさを言葉で説明するのが、
我々薪ストーブ屋の1つの使命だと思っているのですが・・・これがなかなか難しい。


「あたたかさ」っていろいろありますよね。

物理的、精神的、人間的、家族的・・・

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我が家のデファイアントは居間の中心にあり、
ストーブの背後側がいわゆる通路的空間なのですが、

「その通路を通る一瞬にふと感じる、
遠赤外線の雰囲気(オーラ?)みたいなぬくもりが
通過後も体にじんわりと残る・・そういう感じ」

これが個人的には、
薪ストーブを象徴する暖かさかなって思うんです。


よく聞く話ですが、

「ガスや石油は空気を介して暖める。薪火は対象そのものを暖める」

んー、なんとなくわかってもらえますでしょうか。
文章での表現って難しいですけど、
いずれは薪ストーブの暖かさを感じ取れる本なんかを書いてみたいものですね。

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北海道リンクアップ・ニセコ支店
湯口 公
nisekostove@gmail.com

本社ブログより転載

2013年10月21日月曜日

仕事には必ず終わりがあり、そして夢には終わりがない

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今日の薪ストーブ
~ヨツール パイス8~


先週末の土日は、蘭越の新規薪ストーブ以外にも
本店社長の唐牛と2人で、ニセコエリアを
軽トラ(ニセコ支店)とハイエース(本店)で走り回っていました。

超ハードスケジュール!!!!

でニセコエリアの沢山の屋根を登ったわけです。

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さてここはどこのエリアでしょう?

概してニセコエリアの薪ストーブ煙突が付いている屋根は、


勾配がきつい(10寸勾配あたりまえ・・)

基礎が高いので3階建てのような高さ


であるので登る方もアドレナリン出ます。

難易度的には沢登りでちょいとクライミング系の滝みたいな感じです。
沢登りやってた私としては天職に近い楽しさがあります。

景色綺麗ですし。




そして地上に降りると社長が・・・お客様と薪ストーブ談義を。
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いや談義じゃないな・・
たぶん、しっかりとヨツール・パイス8の説明をされております(笑)

しかしホント・・・
こうやって膝をつき合わせて薪ストーブを囲み、
話をするのはイイもんですね。




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ヨツール・パイス8

すでにこの名前では廃盤ですが、
現在はF8 TDという名前で復刻版がでております。


クリーンバーンでもリーンバーンでも触媒機でもないのに
それが逆にシンプルでいいんでしょう。
いまだに型落ちしないのは、やはり銘機なのですね・・。
実際に焚かせてもらって
個人的に、、とても気に入って欲しくなりました。

とくに

1次空気調整レバーの重厚なトルク感と
2時空気調整レバーの軽快なスライド感・・・・

唐牛社長いわく
「やはり最後はシンプルな薪ストーブにいきつくのか・・」

だそうです。

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そんなわけで無事に2日間のニセコエリア薪ストーブ仲間巡りは終わり・・
唐牛社長は私と別れて
疲労した体にムチ打ち、ひとり札幌へ帰宅するのでした。
私もなかなかの疲労感で倶知安の自宅へ戻りました。

          *

その日の深夜に唐牛社長からメールがありました。

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明日は美唄方面にメンテに行きます。なんと朝6時過ぎに会社出ます(-_-;)

大変ですが、仕事には必ず終わりがあり、そして夢には終わりがないから頑張れます!

おやすみなさい(-_-)zzz
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仕事には必ず終わりがあり、
夢には終わりがない・・・

深いです。


長くなりました、みなさんお休みなさい。


北海道リンクアップ・ニセコ支店
湯口 公
nisekostove@gmail.com


本社ブログより転載

2013年10月20日日曜日

ニセコ支店・薪ストーブ施工第1号!

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みなさん、おはようございます。
朝のキリリとした羊蹄山がステキなニセコエリアからお伝えしてます。
北海道リンクアップ・ニセコ支店の湯口です。
この週末は記念すべき出来事がありました。
それはニセコ支店・薪ストーブ施工第1号が登場したことです!

蘭越町のMさま邸です。
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エンライトのスモール!
クールで高性能なストーブ。
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断熱二重煙突の立ち上がりの美しさを堪能して下さい。

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薪ストーブの右側にはサイドヒートシールドを装着して
カーテンに対する熱対策もとっています。

外壁から立ち上がる断熱二重煙突。
既存の住宅でも、
こうやってしっかりと薪ストーブの煙突を立てられます。


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本店の唐牛社長、高橋さん、加藤さんに助けてもらいながら
記念すべき第1邸目を完成です!
想像した設計が具現化してカタチになるのは、無情の喜び・・です。

でもそれ以上の喜びは、
お客様→薪焚き仲間
になって頂けること。

Mさまの奥さんはご懐妊されていて、
あったかい幸せな家族の中心に薪ストーブがある・・・・



いいよなぁ・・

家族の笑顔に薪ストーブ。
(写真掲載を快諾して下さったMさま、ありがとうございます)


さて!

この冬を薪ストーブで暖まろうとしている家族のために
明日もわれわれ薪ストーブ日和グループはがんばりますよ!

北海道リンクアップ・ニセコ支店
湯口 公
nisekostove@gmail.com
本社ブログより転載

2013年10月16日水曜日

リンゴとカボチャと薪ストーブ

みなさんちょっとお久しぶりです。
ニセコ支店の湯口です。


今時期は薪ストーブ業界にとって忙しい時期なのに!
青森の弘前に行ってきました・・・大学山岳サークルの同窓会です。
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弘前はリンゴの名産地。
青春を弘前で過ごした私としては
リンゴの木を見るとホッとします。

そういえば、同期の数人は青森に永住し、
薪ストーブを焚いていました。
ええっと、ドブレ760とヨツールF500だったかな。

リンゴ農家さんからふんだんにリンゴの木の供給を受けられる
F500愛用のの友人は、

「リンゴの木って固いんだよなぁ~」

なんて贅沢なことをいってました。
リンゴの木を常用薪にしてるなんて、
なんだか青森の薪焚き人が羨ましくなりましたよ。
(余市、仁木町あたりの方々もそうなんでしょうかね)

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秀峰・津軽富士と言われる「岩木山」です。

四季を通じて岩木山に30回は登ってる私としては、
何とも言えない裾野の風景です・・・

おっと
ニセコ支店からの羊蹄北麓の風景も素晴らしいですよ~
(ショールームは来年OPENにむけて頑張ってます!)

ちなみに最近の青森の住宅も北海道と同じ高気密住宅だそうで、
友人2人の家も高気密だそうですが、
薪ストーブには外気導入をつけていないらしく、
焚くときはきっぱりと窓をあけてるそうです。
(弊社では高気密住宅の場合、必ず外気導入をさせていただいているので
そんなことはないんですけど)
ともかく
旅行したときに地方の薪焚き人の話を聞くのは勉強になります。

             *


さて!
今日の薪ストーブ料理は・・・カボチャです。
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といってもタネです。

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いつもは捨てているカボチャのタネを
一晩薪ストーブにのっけておくと、
とっても香ばしくて栄養満点なナッツになります。

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皮をむくのは難易度が高いですが、
これが意外と旨くてやめられません。


しかも!
なんだかよく分かりませんが、
このタネのまわりに付いていたオブラートみたいなやつ
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これもめっちゃ香ばしくってうまいんです!!!!!

びっくりです!

タネでこんなに楽しめるなんて。

これも薪ストーブだからできる
スローな楽しみ方なんでしょうね。

みなさんお試しあれ。


さて!
ニセコ支店は札幌本社の猛烈な忙しさを受け継いでがんばってますよ~
お見積もり鋭意実施中~!!(Mさん・・もうちょっと待って下さいね)



北海道リンクアップ・ニセコ支店

湯口 公
nisekostove@gmail.com


本社ブログより転載

2013年10月13日日曜日

煙突にはプライドを、ストーブには愛を。

こんにちは、ニセコ支店で猛烈活動中の湯口です。

さむかったですね~今日(10/12)は。

今日の冷雨で秋が深まってしまった・・という危機感と、
薪を大手を振って焚けるという大いなる喜びという、
相反した気持ちになった
薪ストーブユーザーさんがかなりいたのではないでしょうか?

私はそんな複雑な葛藤を吹き飛ばすべく、
2件の商談終わったあと、帰宅してさっそく


薪ストーブ焚いてピザしちゃいました~


炉内の全体像はこんな感じなのですが、
熾火(おきび)を用意して
ピザプレート直下にはあまり熾きをおかず、
側面高いところにによせて・・というのがよろしいと思います。
(まあ、薪ストーブの世界って自由だから何でもいいんですけどね)


これは3枚目に焼いたデザートピザ。

リンゴの間にクリームチーズとバターをのせて焼くと(あとシナモンをパラッとね)
甘党でないあなたも
「甘いのも悪くないかも・・・」って思うことうけあい。

うちの子供は取り合いになってました。





あ、そうですね。

今日の題名のはなしです。


私たち、薪ストーブ屋は
今後、薪焚き人になりたい方に、
大切なことを知ってもらえればと思って
こういう感じで最初に説明します。

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煙突にはプライドを、

ストーブには愛を。

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(うわっ恥ずかし・・実際はこんな事絶対に言えませんけど!)


煙突にはプライドを

煙突の重要性をいかに知ってもらうか・・・苦悩の末出てきた言葉です。
煙突は薪ストーブの生命線のようなものですから
ぜひ真剣に考えてもらいたいんです。

よくストーブより煙突の方が高価だということで
怒ってしまわれる方もいるんですが、
煙突は薪ストーブの駆動力(ドラフト)を産むエンジン。
エンジン無くしては炉内で火は燃えてくれません。

そこは譲れないので!
我々はプライドを持って基準を満たす煙突の説明させていただきます。


で、


ストーブには愛を。


煙突さえ条件を満たしてくれれば、
ストーブは結婚相手を選ぶように、

インスピレーション(直感)、
デザインの見た目や、
なんとなく性格良さそうだな・・・とか、
なりゆき?タイミング?
最後は勢い?!で

どうぞ選んで下さい。
(どうにも相性が合わなさそうなときは、我々がこっそりアドバイスします)

世界中から選りすぐったストーブしか弊社は扱っていませんから
どれもよいストーブです。
(一部、家によっては条件があったりしますけどそこはしっかりチェックしてますよ)

だから選択の基準は「愛」で結構です。
(欠点も魅力になったりします)


そんな基準で煙突と薪ストーブを選んで下されば、
きっとご家族も幸せな冬を過ごしていただけるんじゃないかなっと思っています。

薪ストーブって、家具でも機械でもなく家族の一員ですから。

では最後に我が家の幸せを。




北海道リンクアップ・ニセコ支店

湯口 公
nisekostove@gmail.com


※本社ブログより転載